数年前に設置したスピリンクラー散水用の水源は、農業用ため池の上部の谷間に関を築きパイプを引いていましたが、水がたびたび不足しており、今回は農業用ため池からサイホン方式に変更し、水の安定供給が可能となりました。
パイプは農業用ため池の水面から、土手までの上部へ約5m(満水状態)上り、更に土手から蛇口まで高低差約30m下ります。池の水面からエンジンポンプでパイプに一旦水を通し出口の蛇口を止め、パイプ総延長90mにて自然の水圧でスプリンクラー2基を同タイムで回すことが可能となりました。
上部にある農業用ため池の水面が下がっても、ポリタンクが浮きの役目を果たすことで、水の取口に空気が入ることはありません。
気温が下がってきたので、椎茸の子供たちが元気に育っています。雨の日を除き状態を観察しながら、スプリンクラーでの散水を来年の4月上旬まで根気よく実施していきます。